1729匹

あちこちに散らかった粗雑な文がパズルのように収まるべきところに収まるのを願う。時々何かが鼓動を早め、波打つ感情にのみ込まれそうになる。思えば以前に経験した旅に似ている。

足先から頭まで、身体が休まってゆくのを感じながら、私と君だけが知っている園に錨を下ろし、恍惚の中へ沈んでゆく。散文とスケッチブックを持って、親元を離れた君は、故郷を想いながら幼年時代と同じように、再びペン先を走らせるだろう。物語の締め括り方を思い出せないときは、朝には雲を、夜には羊を数えるといい。