鳥の巣

帰路には種々の道があり

色彩や音色は偶然を装いながら 人々の元に訪れる

情感を持って生まれた私たちは

互いの為の便りであった

大地と海を祝福の詩でめぐる日々には

雀躍の羽が落ちている

自分自身を許した黄昏に

命はゆっくり透けてゆく

人の胸に甦る星の光耀を

裏返したままの深遠な夢を

誰もが みられるように